玉野市男女共同参画情報紙「だれもがキラリ」です
vol.2のテーマはポストコロナにおける若年女性の問題の現状です
ポストコロナの日本で、ある統計ではDV相談件数は1.5倍に増え、孤立や孤独を含めた心の健康問題と女性の貧困は非常に深刻です。とりわけ若年女性への影響は計り知れません。
これから先の日本を共に生きていく上で、なぜこのような状況になってしまったのか、また今後どうしていけばよいのかを考えるきっかけになればと思い情報紙のテーマとしました。たくさんの市民のかたの目にとまりますように。
女の子を守りたい!
少し前に話題になったトー横キッズという言葉を聞いたことがあるでしょうか。年端もいかない10代と思われる女の子たちが夜の新宿の東宝ビル周辺で立って、客の声かけを待っているのです。彼女たちは行き場所がなく、真っ当に働くすべもなく、今夜寝る場所もままならないという状況です。(現在、いわゆるトー横では一斉補導の取組などにより減少傾向にあるそうですが、その実は場所が変わるだけで本質的な問題解決には程遠いと考えます。)
これは、戦後間もない日本で起きていることではなく、現代の光景なのです。
彼女たちは何を抱えているのでしょうか。
重いテーマではあるものの、市民の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
“誰もがいきいきと自分らしく生きていくことのできるたまの” に向かって
平成14年4月、玉野市男女共同参画相談支援センターが、開設され、来年度で24年目を迎えようとしています。以来、~誰もがいきいきと自分らしく生きていくことのできるたまの~ に向かって様々な取り組みを行ってきました。平成17年度発刊から一時発行を休止しておりました男女共同参画情報紙を今年度より再開し、情報提供を行っていきます。情報紙名も一新して不定期に発刊の予定です。どうぞよろしくお願いします。
vol.1 多様性を知ろう
人それぞれ顔や声が違うように性のあり方も違います。
性のあり方を決める要素は大きく分けて以下の4つと言われています。
○からだの性(生物学的性)
○こころの性(性の自己認識)
○好きになる性(性的指向)
○性役割(しぐさや言葉遣い、服装など)
この4つの要素は、一人ひとり違い、「女」「男」に二分できないグラデーションです。こういった人の性のあり方を「セクシュアリティ」といいます。そして、セクシュアリティは人の数だけ存在します。
セクシュアリティをなんと呼ぶかは重要ではありませんし、自分のセクシュアリティを決定づける必要もありません。それぞれを知ることで、セクシュアリティを理由とした否定や特別扱いをしないことが大切で
す。