先輩移住者インタビュー Vol.1
ガラス工芸制作のため玉野へ。今では移住者の窓口を。
移住者:森 美樹さん(2007年移住)
居住歴:広島市→倉敷市→玉野市
仕事:ガラス作家、うのずくり実行委員長
玉野市に移住したきっかけは?
ガラス工芸を勉強したくて、大学進学と同時に倉敷に来ました。卒業する年に、大学の先輩から「玉野に共同アトリエができるらしいよ」と聞いて、駅東創庫を見学したのが始まりです。瀬戸内海やまちの雰囲気がおだやかだったので、落ち着いて制作に向き合えそうだなと思い移住を決めました。
駅東創庫
どのような流れで移住しましたか?
最初は家探しから。でも不動産屋さんに、「仕事がないと物件を紹介できないよ」と言われてしまい、作家活動と並行してできるアルバイトを探しました。
大学の先輩を通して知り合った玉野の方々に、家と仕事を探していることを伝えると、住み込みのアルバイトを紹介してくださったんです。思わぬかたちで家と仕事が同時に決まり、移住することができました。
玉野市のいいところを教えてください。
閉鎖的でない雰囲気がいいなと思います。造船業に関わる人や、港を利用する人が来る場所だから、玉野全体が人の出入りに慣れているような気がするんです。だから県外出身者の私でも、玉野にすんなり馴染めたのかもしれません。
私は現在作家をしながら、「うのずくり」という移住支援活動の代表もしています。玉野での活動が増えた今思うのは、玉野の人たちは程よい距離感でつながっているということです。
毎年3月に行う「うのずくり活動報告展」
会えば自然とあいさつをして、世間話がはじまる。私が移住希望者をお連れしてまちを案内していると、「どこから来たん?」と話しかけてくれる。そんな距離感だから、もし困ったことがあれば、周りに声をかけようと思える安心感があります。
またいい意味で、程よくほっといてくれる空気感もあるんです。私は作品制作に集中したいときもあるから、ひとりの時間が無理なくとれるのは生活しやすいなと思います。
ガラス作品制作風景
玉野のギャラリー「Sans quoi」で行った展覧会の様子
移住を検討している人へ、メッセージをお願いします。
まずは玉野に足を運んでみてほしいです。まちの雰囲気や人の空気感は、自分の肌で感じるのが一番だと思います。いつでもご案内しますので、気軽にご連絡ください。
うのずくりを通して、玉野にはこれまで200人くらいが移住・開業されています。「新しいことをやりたい」と話す移住者さんが、カフェなどのお店を始めていて、楽しいまちになっていますよ。
移住を考えている方は、理想の暮らしややりたいことのイメージをぼんやりとでもお持ちだと思います。それを叶えるためのサポートができたらと考えていますので、ぜひ一度玉野にお越しください。