先輩移住者インタビュー Vol.2
畑も本屋も程よい田舎生活も。長く暮らすための理想を叶えた夫婦。
移住者:千田 潤さん、真美さん(2022年移住)
居住歴:潤さん 杉並区→横浜市→杉並区→玉野市
真美さん 岐阜県可児市→荒川区→中野区→杉並区→玉野市
仕 事:潤さん 電気工事設計
真美さん ちいさな本や マルコ店主、アルバイト(直島)
家族構成:夫婦
玉野市に移住したきっかけは?
いつかは移住したいと考えていたのですが、コロナ禍をきっかけに本格的に動きはじめました。東京で参加したオンライン移住相談会で玉野を知り、「穴場かもしれない」と思い、話を聞いてみることに。都市部へのアクセスのよさ、瀬戸内海に近いこと、温暖な気候などに惹かれ、玉野への移住を考えるようになりました。
どのような流れで移住しましたか?
まず、市役所の移住支援の担当者や「うのずくり」、空き家バンクに連絡をして、家探しからスタート。物件の目処が立ったところで、2021年の夏に玉野を訪れました。畑もしたかったので農協にも話を聞きに行きましたね。家が決まってからは、地元の工務店とオンラインでやりとり。リフォームが終わった頃に現地で最終確認をして、2022年2月に移住をしました。
自宅の離れで営む「ちいさな本や マルコ」
玉野市のいいところを教えてください。
私(真美)は直島のアート施設でアルバイトをしながら、木~土曜は自宅の一角で「ちいさな本や マルコ」をオープン。夫は移住前の仕事をリモートに切り替えて、そのまま続けています。実は移住後の仕事は決めていなかったのですが、いろんな可能性を残しながら移住できたのは、田舎すぎず都会すぎない玉野だからこそだと思います。また、私たちが住む田井エリアは車がなくても不自由なく生活できるので、これから年齢を重ねても無理なく暮らせるところだと感じています。
「大型書店でなにを買えばいいのかわからない人はぜひマルコへ」と真美さん
近所の方たちは親切ながらもお節介すぎず、その距離感が心地いいです。「マルコ」では、小さな個人書店だからこそ置ける本があったり、寄付された額に応じて割引券として使える「おすそわけん(券)」を導入したりしているのですが、一緒に面白がってくれるのもうれしいですね。
「絵本が好きな人へ」などユニークな贈り先が書かれている「おすそわけん」
店舗の一角のテラス席でゆっくり本を読むこともできる玉野のギャラリー
移住を検討している人へ、メッセージをお願いします。
どんな仕事をするかによって移住先は変わってくると思いますが、玉野ではさまざまな働き方ができます。例えば、玉野に住みながら島で働けたり、岡山市へは1時間ほどでアクセスできるので市街地に通勤できたりと、うまくやれば「いいとこどり」ができる場所。支援の土台がしっかりしているので、私たちのように自分で店を開きたい方も安心して挑戦できるのではないでしょうか。玉野を訪れた際は「ちいさな本や マルコ」にも立ち寄ってくださいね。