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先輩移住者インタビュー Vol.3

ページID:0037519 更新日:2023年11月30日更新 印刷ページ表示

好きなことを仕事に。たどり着いたのが玉野でした。

津田夫婦

移住者:津田 貴史さん、彩子さん(2019年移住)

居住歴:貴史さん 福井県福井市→愛知県名古屋市→福井県福井市→玉野市
    彩子さん 岡山市→島根県松江市→愛知県名古屋市→福井県福井市→玉野市

仕 事:もんしーファーム(柑橘、ハーブ、野菜の栽培・加工・販売)

家族構成:夫婦、うさぎ、猫

玉野市に移住したきっかけは?

(貴史さん)
 大学卒業後、化学系の会社に勤めていましたが、子どものころから好きなみかんに携わりたいと2018年9月に退職し、愛媛や熊本などの有名なみかんを作っている農家に収穫のアルバイトやインターンに行きました。
 そんななかで、片手で数えるしか作り手がいない「大藪みかん」のことを知り、ここなら自分のやりたいことができると感じました。

(彩子さん)
 夫から会社を辞めて農家になると言われたときは、野菜も作ったことがなかったので、不安はありました。そこから市民農園で豆やきゅうり、なす、トマトなどを作ったり、夫に連れられて熊本、愛媛、福井、静岡、香川、和歌山、岡山のみかん農家に見学に行きました。
 玉野に移住を決めたのは、絵を描くことが好きなので、瀬戸内国際芸術祭の玄関口である玉野でアートに携われるのではと思ったことも決め手の一つです。

大藪みかんオリジナルTシャツ

 

インタビューの様子1

どのような流れで移住しましたか?

 後継者を探しているみかん農家さんの信用を得るためには、実際に作業を手伝いながら人間関係をつくっていくことが大切なので、まずは、玉野に引っ越ししてきました。
 不動産屋で仮住まいを探して、2019年3月に引っ越しました。当初は玉地区に住んでいましたが、農業機械が置けなかったため、次の家を探しました。大藪の人からの紹介で、八浜地区に畑と納屋付きの家を借り、現在はうさぎと猫と一緒に住んでいます。
​ 2022年1月からは農園を任してもらえるように​なりました。農園の管理を自由に任せて、見守ってくれているのはありがたいです。機械の調子が悪いなど困ったときは、駆けつけてくれるなど、温かい人柄に触れています。

借り受けた農園
借り受けた農園

収穫の様子
収穫の様子

玉野市のいいところを教えてください。

 宇野地区にあるループ橋の近くの山にそそり立つ岩です。全国でも珍しいと思います。大きな岩がゴロゴロしていて今にも落ちてきそうだなと思って見ています。
 大藪のみかん畑にも石が多いですが、このことがミネラル豊富なみかんにつながっているのではないかと思っています。

花崗岩
​玉野名物!?花崗岩

石が多い
畑には石が多い

 移住当初は、昼は農業、夜はアルバイトをしていて、なかなか地元の人たちと関わる時間がありませんでした。
 その中でも、移住を支援してくれた「うのずくり」の森さんが気にかけてくれたことで、収穫ボランティアの情報をSNSでシェアしてくれて、ボランティアに来てくれた人とつながることができました。

彩子さんデザインの段ボール箱
彩子さんがデザインした段ボール箱には貴史さんもデザインされている

甘夏のトンネル
農園内のお気に入りスポット 甘夏のトンネル

移住を検討している人へ、メッセージをお願いします。

 私たちはあまり計画せず「えいや!」と移住してきました。
 やりたいことをやるまでに3年かかりましたが、自分たちのペースで進んできました。
 皆さんも、ゆったり、のんびり余裕を持って、焦らず、気負わず、玉野の景色を見て、色んな人の話を聞きながら、自分たちのペースで移住を考えてみてはいかがでしょうか。
 まずは家を購入せずに借家に住んでみて、玉野のことを知ったり、自分に合ったものを探したりする時間をつくるのも良いですね。

津田夫婦
彩子さんデザインの旗