移住者インタビュー Vol.15
「どんな生活がしたい?」を考え、辿り着いた玉野市
プロフィール
移住者
ホランド・ヘンリー さん、まり さん
居住地
埼玉県→玉野市(2022年移住)
仕事
夫:英会話講師、油絵アーティスト
妻:リモート事務
家族構成
夫婦、子ども、犬
出会いは偶然、決め手は直感
私たちは海外で生活していたのですが、「日本に帰ったら地方移住したい」と考えていました。資金面や彼のビザ申請などの兼ね合いで、一度は実家がある埼玉へ戻りましたが、都会ならではの人の多さや忙しさが気になって…。また子どもが生まれたことで、自然が多いのびのびとした場所で子育てしたいと、本格的に移住を検討しはじめました。
私たちは「どこに住むか」よりも、「どんな生活がしたいか」をまず考えたんです。和の雰囲気の家に住みたいとか、仕事より暮らしにかける時間を増やしたいとか、理想の生活をイメージしました。最終的には夫の直感に任せることに。そして選んだのが、玉野市でした。
始めはインターネット上の情報を頼りに、空き物件が多そうな玉野市をたまたま見つけたんです。子どもが小さかったので、夫ひとりで視察に行ってもらいました。うのずくりの森さんにお世話になったのですが、移住をサポートしてくださる方がいると、まったく知らない土地でも移住に踏み切れそうと感じました。
また夫が感動したのは、宿泊先の東山ビルから見た朝の景色だったみたいです。「楽園だ」「本当に美しい」と何度も話していました。この瞬間、夫は玉野市に住もうと決めたのだと思います。
子どもの能力を伸ばす環境
玉野市での生活は、子育てにもいいことしかありません。道や公園、山や海などのスペースが広く、土地そのものを活かした場所が多いので、子どもが歩きたいところを、安心して自由に歩かせてあげられます。
移住して2日目で、子どもが歩いたときはびっくりしました。家も広くなったので「自由に遊んでおいで」と言ったら、自然と歩いていたんです。子どもの能力は、環境次第で伸びるんだなと感じたできごとでした。移住した当時、子どもは生後10か月でした。まだ生活も落ち着いていない中で、長距離の引っ越しができるのか悩みましたが、子どもが自分でやりたいことを見つけ、夢中になっている姿を見ると、やっぱり早く来てよかったと思います。
子育てしながらの移住は、支援制度や保育園事情など気になることが多いのかもしれませんが、私は“条件”よりも“直感”を信じてよかったなと感じています。おかげで今、家族全員が玉野市でのびのびとした生活を楽しんでいます。