昭和45年に刊行した『玉野市史』は、約50年が経過しています。昭和、平成、令和と時代が移り、市民生活を取り巻く状況も大きく変化している中、玉野市民の郷土愛を育み、次の世代につなげていくために、郷土の歴史や文化に対する理解を深め、郷土愛の醸成を図り、その記録を継続的に後世に残していく必要があります。
そこで、昭和45年から令和2年の主に昭和後期から平成の約50年間の市の歴史を明らかにし、市民の皆さんが市への理解と愛着を深めるとともに、記録を後世に伝え、市民協働のまちづくりに寄与することを目的に編さんします。
玉野市では、市制30周年記念事業として昭和45年に、『玉野市史』を発刊していますが、そこから既に50年以上が経過し、市民生活を取り巻く環境も大きく変化し、本市の歴史を知る人々も少なくなっている状況です。
こうした中、玉野市民の郷土愛を育み、次の世代につなげていくためには、本市の礎を築いた先人の苦労や功績を記録し、継続的に後世に残していく必要があることから、市制80周年を記念して昭和45年以降を編さん対象とした市史続編の編さん作業に着手しました。
市制施行80周年を迎えた令和2年10月に、プロジェクトチームを設置し、市史の続編を編さんするための組織や編さん方法、スケジュール等を検討、その後、令和3年4月に社会教育課内に市史編さん室を設置し、市史続編の編さんに向け取り組んでいます。
玉野市では、『玉野市史』の続編を編さんするにあたり、市史に関する基本的事項について審議し、編さんに関し必要な事項を調査する「玉野市史編さん委員会」を設置しています。
委員数:8名
任期:令和4年8月1日~令和9年3月31日
役職 | 氏名 | 選出区分 |
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委員長 | 中村 良平 | 学識経験者(岡山大学大学院 特任教授) |
副委員長 | 小柳 智裕 | 学識経験者(就実大学経営学部 准教授) |
委員 | 北村 章 | 学識経験者(玉野市文化財保護委員会 委員長) |
委員 | 江田 康夫 | 関係団体代表者(玉野市コミュニティ協議会 会長) |
委員 | 内尾 玲 | 関係団体代表者(玉野市女性団体連絡協議会 副会長) |
委員 | 山根 一人 | 関係団体代表者(玉野商工会議所 会頭) |
委員 | 内池 英樹 | 行政機関関係者(岡山県立博物館 副館長) |
委員 | 中嶋 英生 | 行政機関関係者(玉野市政策部 部長) |
(敬称略、選出区分別)
開催 | 開催日時 | 会議内容 | 協議概要 |
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令和4年度 第1回 |
令和4年8月3日 (水曜日) 午後2時~ |
・委嘱状の交付 ・委員長、副委員長の選出について ・説明 編さんの事業概要について ・協議 『玉野市史』続編(仮称)編さん基本方針案について 今後のスケジュール(予定)について |
令和4年度第1回議事概要書 [PDFファイル/105KB] |
令和4年度 第2回 |
令和5年2月6日 (月曜日) 午前10時~ |
・報告 業務委託(委託事業者の決定)について 今後のスケジュールについて ・協議 全体構成について(仕様・判型案、要領要領案、目次構成案) 新市史の名称(書名)について |
令和4年度第2回議事概要書 [PDFファイル/220KB] |
令和5年度 第1回 |
令和5年8月9日 (月曜日) 午後2時~ |
・確認 令和4年度協議・確認事項について 令和5年度のスケジュールについて ・協議 執筆要領(案)について 目次構成(案)について 新市史の名称(書名)(案)について |
令和5年度第1回議事概要書 [PDFファイル/78KB] |
令和5年度 第2回 |
令和5年11月27日 (月曜日) 午前10時~ |
・協議 執筆要領(案)について 目次構成(案)について 新市史の名称(書名)(案)について ⇒ 「玉野市史Ⅱ」に決定!! |
令和5年度第2回議事概要書 [PDFファイル/75KB] |
令和5年度 第3回 |
令和6年2月13日(火曜日) 午後1時30分~ |
・協議 目次構成(案)について 巻末の年表原稿について 資料一覧について |
令和5年度第3回議事概要書 [PDFファイル/146KB] |
(1)昭和45年から令和2年までの約50年間の本市の歴史を理解し、将来に向けた歴史資料として編さんする。
(2)前回の市史編さん事業で編さんされた市史の見直しは行わず、近年までの発掘や研究成果については新たに記載する。
(3)広く市民に親しまれ、郷土愛を醸成する市史とするため、写真・図表などを活用し、「誰でも親しめ、読みやすく、分かりやすいもの」とし平易な記述に努める。
(4)玉野市の歴史的、地域的、文化的な特色に配慮しながら、行政、経済、産業、市民生活など多岐にわたる分野に焦点を当て編さんする。
(5)資料に基づいた記述をし、忠実に公平な市史を編さんする。
(6)地域のまちおこし、市民協働のまちづくりの参考書として、また子どもたちの教育活動で活用できるよう編さんする。
令和4年度~令和8年度までの5年間
編さんにあたっては、編さん状況の報告や市の歴史懐古展の開催など、広く市民が市の歴史に関心を持ち、郷土愛を育むことができるよう検討しています。
編さんにあたり、市から、日々の暮らしの様子や地域の風俗や慣習など、市民のみなさんがお持ちの情報をお伺いすることがあります。
今後、編さん作業が進み、市から調査員が市内各地に出向いて調査活動を行う機会がありますので、その際は、ご協力をお願いします。