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「わかば教室」からNo.3 ~ 希望に満ちた実習生たち

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0034984 更新日:2023年9月15日更新

「わかば教室」から No.3 ~ 希望に満ちた実習生たち

 先日、臨床心理学を専攻している大学生や大学院生が玉野市教育サポートセンターを訪れ、数日間「心理実習」に取り組んでくれました。教育支援室だけでなく、適応指導教室でも実習が行われ、子どもたちとしっかりと対話をしてくれました。学習サポートだけでなく、いっしょに遊んだり、ワークショップに参加したり、子どもたちも普段あまり話をすることがない大学生たちとの対話は、とても貴重な経験となったようです。あっという間に心を開いて大学生たちに話しかけている子どもたちの様子を見て、心温まる思いがしました。

実習生実習生③

 大学生たちに、なぜ今の専攻を選んだのかを聞いてみると、一人は、「不登校の子どもたちを救いたい。」「発達障害や虐待などの問題を抱える児童生徒、保護者への支援を行いたい。」ということでした。

 もう一人は、「不登校になった自分の友だちを学校に行かせようといろいろなアプローチをしたけれども、その友だちを救うことができなかった。その悔しかった思いが今もあって、これから多くの子どもたちを救いたい。」という話をしてくれました。

ミュージックの会

 彼らの中には、自ら不登校を経験している人もいて、そのときに、家族や周囲の人たちがいろいろな支援をしてくださったそうで、ほとんど登校できなかった中学時代から通信制の高校等を経て、現在大学で学んでいるそうです。自らの経験があるからこそ、悩みを抱えている多くの子どもたちや保護者の方々に関わっていきたいということでした。

 彼らは、これから先、自らの専門性を生かせる職業に就くことになれば、多くの人たちを元気づけてくれる存在になってくれるに違いないと感じさせてくれました。

 人にはそれぞれにいろいろな人生があって、回り道をすることも決して無駄なことではありません。むしろその経験こそが、後に他の人を救うことになることもあると思います。

                             (副室長 藤原直之)

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