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「わかば教室」からNo.4 ~ 地域を見守る主任児童委員のみなさん

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0039156 更新日:2024年2月9日更新

「わかば教室」から No.4 ~ 地域の子どもたちを見守る主任児童委員

 先日、玉野市内の主任児童委員のみなさん(22名)と玉野市社会福祉協議会の担当者(2名)が、視察研修でわかば教室を訪れました。その目的は、「地域に不登校の児童生徒が少なからずいて、その子たち、あるいは保護者の方に、どのように相談にのってあげればいいのか、どこにつないであげればいいのかを知りたい。」ということでした。まさに今必要な視察研修を企画され、積極的に参加されている姿を見て、参加者のみなさんの心の温かさと不登校問題への意識の高さに感激しました。

 私が、まずお話ししたのは、不登校児童生徒の実態についてです。全国で30万人いること、玉野市の不登校児童生徒数、わかば教室の児童生徒在籍数(1月末現在で51名)、いずれもその多さに驚かれていました。また、学校内外の専門機関等で相談・指導等を受けていない全国の小・中学生が約11万4千人(文部科学省の資料による)であることにも驚いておられましたが、それがまさに今自分たちが直面している問題なのだと認識していただくこともできました。わかば教室の児童生徒在籍数は、玉野市全体の不登校児童生徒数の半分にも満たないこともお伝えしておきました。さらには、学校の「自立応援室」や民間の「フリースクール」のこともお伝えしておきました。

研修の様子① 研修の様子②

 子どもの対応のことで悩んだら、教育支援室に気軽に相談を入れるようお伝えくださいと、教育支援室の主幹とともにお答えしておきました。さらには、わかば教室にも遠慮なく見学に来てください、学校とはすぐに連携するようにしていきますとお伝えしておきました。質問もたくさん出て、予定した時間を超過してしまいましたし、さらには、残って語り合う方々も少なからずいました。

 不登校の原因 不登校対策

             ( ↑ 視察研修で使用したスライドから抜粋)

 研修の後半では、「不登校の時期が休養や自分を見つめ直す積極的な意味を持つ」こと。何か自分に必要なものを満たそうともがいていて、それが満たされれば、子どもたちは自ら活動を始めること。こうしたことを周りの人たちに理解してほしいともお話ししました。このホームページの「わかば教室」から No.3で紹介した、不登校の経験のある大学生ががんばっている様子も紹介させていただきました。

                             (副室長 藤原直之)

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