メッセージ

　令和３年10月の玉野市長選挙で初当選し、就任した柴田義朗です。

　玉野市は、瀬戸内の美しい海や港、豊かな自然に恵まれ、気候温暖で災害も少なく、とても住みやすいまちです。元々、造船業をはじめとするものづくりのまちでしたが、近年は瀬戸内の島々におけるアートが注目され、観光によるまちづくりの気運も高まっています。

　一方で、基幹産業である造船業の縮小や宇高航路の休止、少子高齢化に伴う人口減少など、地域の活力の低下が懸念されています。新型コロナウイルス感染症の拡大による様々な影響もしばらく続きそうです。

　私は、ふるさと玉野市が将来にわたって持続可能なまちになるためには、若い世代にとって魅力があり、住みたいと思えるまちづくりを進めなければならないと考えています。そのための子育て支援策や教育環境の充実を図るとともに、若者の雇用の場をつくるための産業振興や企業誘致を進めてまいります。

　また、すべての市民、特に高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、公共交通の利便性向上や地域で支え合う仕組みづくりなどにも積極的に取り組んでまいります。

　さらに、文化、芸術の振興にも力を入れ、市民が心豊かに暮らせるまちづくりを進めてまいります。

　こうした施策を行うにあたっては、市民の皆様のご意見にしっかりと耳を傾けます。そして、すべての市民が希望をもって、元気に安心して暮らし、それぞれの物語を紡いでいける素敵なまちになるよう、尽力してまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

玉野市長