東日本大震災や熊本地震などの過去の災害の教訓から、災害発生時の対応では、男女共同参画や人権への配慮の視点が必要だと言われています。
みなさんのお住まいの地域にも、乳幼児、妊産婦、高齢者、障害のある人、外国人、性的少数者など、普段から配慮の必要な人が暮らしていますが、災害時には特に、配慮が必要となります。
また、女性と男性では物資や環境のニーズに違いがあったり、受ける影響なども異なります。これまでの災害では、避難所の責任者に女性が少ないため、女性の意見や要望が届きにくいといった問題や、性別によって役割が固定された結果、一方だけに負担がかかってしまうといった問題がありました。
災害時には、「すべての人が共に助け合い、責任を分かち合う」という視点が必要となります。
この「防災ハンドブック」は、災害時にすべての人が共に助け合うために、男女共同参画や人権の視点に基づいた防災体制を考えるために作成しました。
お手に取っていだき、男女共同参画や人権についての理解を深めていただければ幸いです。
【一括印刷用PDFファイル】
男女共同参画と人権の視点を取り入れた みんなで取り組む 防災ハンドブック [PDFファイル/2.2MB]
【分割PDFファイル】
(1)これまでの災害ではどんなことが起こったの? [PDFファイル/1.78MB]
・女性に起こったこと
・妊婦や子ども連れに起こったこと
・男性に起こったこと
・固定的な役割分担意識によってもたらされたもの
・高齢者に起こったこと
・障害のある人に起こったこと
・外国人に起こったこと
・性的少数者に起こったこと
・女性や子どもへの性被害やDVが増えることも
(2)避難所運営ではみんなで協力しよう! [PDFファイル/756KB]
(3)みんなが快適に過ごせる避難所を考えてみよう! [PDFファイル/1.62MB]
・避難所の運営
・役割分担の見直し
・避難所の環境整備
・物資の供給
・配慮が必要な人へ
・人とのつながり
・女性や子どもの安全の確保
・相談窓口
(4)日ごろから備えよう! [PDFファイル/2.02MB]
・非常用持ち出しバッグ チェックリスト
・自宅での備え
・避難場所の確認
・安否確認の方法