玉野でスポーツや文化などの分野で活躍する人のインタビュー記事を連載します。
第6回は、短歌の分野で活躍する玉野龍短歌会代表の藤原多恵子さんと、俳句の分野で活躍する市俳句連盟会長の十河朴風さん(俳号)にインタビューを行いました。
それぞれの分野では、短歌に親しむための「西行賞」の作品募集や、俳句に親しむための「市俳句連盟秋季大会」が開催されます。インタビューを読んで、ぜひ参加してみてください。
藤原 多恵子さん 十河 朴風さん(俳号)
(藤原さん)30年ほど前、石島に勤めていた時に、島の人々の暮らしや優しい自然に触れ、感じたことをノートに書き記していました。その後、玉野龍短歌会に入会し、本格的に活動を始めました。
(十河さん)50年ほど前、同じ職場で働いていた弟の影響で冠句会に入会しました。その後、友人に誘われて俳句を始めると、冠句と比べてテーマを自由に決め表現できることが楽しく、俳句に夢中になりました。
(藤原さん)日々の暮らしや自然に触れて感じた思いや情景などを、限られた文字数で試行錯誤して表現することに楽しみを感じています。歌を詠むことを意識して生活することで、何気ない出来事でも楽しく感じられるようになりました。
(十河さん)短歌より短い文字数で、季語を用いて情景を表現するため、ものごとを説明せずに伝える言葉選びや季語を勉強することで、日々の暮らしや自然を見る目が変わり、人生の豊かさにつながります。
(藤原さん) 短歌では季語の有無を問わず、俳句に比べて字数が多いことから、自分の気持ちが表現しやすいです。日々の暮らしの中でも短歌を意識して、難しく考えず感じたことを素直に表現することを大切にしています。
(十河さん)俳句には季語を詠むというルールがあり、季語はその季節に聞きなじみのある言葉が多くあります。難しく考えずに、季節に対する言葉を思い浮かべたり、調べたりしてみてください。また、同じものでも様々な角度から見ることで、感受性が豊かになり造詣を深めることができます。
(藤原さん) 短歌会は、60~70代を中心に11人で活動しており、月に1回以上、それぞれが創作した歌の感想などを言い合う"歌評"を行います。他人に見てもらうことでモチベーションの向上や自身の成長に繋がっています。
(十河さん)俳句連盟は市内に複数ある俳句会の集まりで、年に1回大会を開催しており、普段はそれぞれの所属する俳句会で活動しています。俳句会は70~80代の人が多く、どの会も月に1回以上、自作の句を発表する句会を開催しています。また、私が指導する俳句講座も開催しています。
広報たまの令和4年9月号
広報たまの10月号は、スポーツで活躍する人にスポットライト!お楽しみに~!