玉野でスポーツや文化などの分野で活躍する人のインタビュー記事を連載しています。
今回は、『はじめての「第九」たまの』実行委員会で指導や合唱指揮を務める、長尾節子さんにインタビューしました。
『2024市民コンサート 交響曲第九番「合唱付」』は、4月21日(日曜日)にレクレセンターで開催されますので、ぜひご来場ください。
長尾節子さん(右から2人目)と『はじめての「第九」たまの』スタッフの皆さん
小学校の高学年のころ、ピアノの先生から薦められて、ラジオで童謡を歌ったことがきっかけです。歌うのが楽しく、高校では合唱で全国大会に出場する強豪校へ、大学は音楽大学の声楽科に進学しました。結婚を機に玉野へ来てから、お母さんコーラスに所属し、指導のほか、ミュージカル「キャッツ」の主役やNHK交響楽団と歌劇「椿姫」を歌うなど、様々な経験をしました。
思いっきりお腹から声を出し、集中して、お互いが助け合い、一つのものを創りあげることです。演奏後には仲間たちと共に充実感を味わえることも魅力です。
市制80周年(令和2年)を機に立ち上げ、今回で3回目です。
合唱団は、市民や市にゆかりのある、中学生から80代までの約110人が参加します。
中には、「昨年の演奏を聞き、感動したので自分も歌いたい」と参加する人もいます。月に3回程度、全10回の練習をして本番に挑みます。
CDやスマホなどの電気音ではなく、約110人の合唱団の生の声や、約50人の大編成のオーケストラ(玉野フィルハーモニー管弦楽団・瀬戸内祝祭管弦楽団)の力強い演奏を会場で感じてほしいです。ビリビリと体に振動が伝わってきますよ。小中学生は無料(整理券必要)なので、ぜひ子どもたちにも演奏を聞いてもらいたいです。子どもだからこその体験ができると思います。
また、今回の指揮は、パワフルな若きマエストロ(指揮者)、浦 優介さんです。現在ウクライナの芸術大学の指揮科に在学しており、この楽曲を玉野からウクライナへの平和のシンフォニーとして想いを込めて演奏されます。会場でこの熱量を感じてください。
広報たまの令和6年4月号