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広報たまの9月号特集インタビュー

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0050771 更新日:2025年8月25日更新

Maholova 池上沙也香さん、聡さん

 江戸時代からの古民家をリノベーションしたお店で、スパイスカレーと大薮みかんを使ったクラフトコーラ、スイーツを提供しています。

マホロバ写真​​

始めたきっかけ

 もともと飲食業で働いた経験があり、その中でもカレーを作ることが好きで、家族からも好評だったカレーを多くの人に届けられたら、と思ったのが始まりです。構想ばかり膨らむ中で、偶然にも今の建物と出会い、見た瞬間に「ここでお店をしよう、名前はMaholovaだ」と思いました。

起業の不安と喜び
マホロバ風景

 オープン直前に子どもが生まれ、時間もお金もない中でしたが、お客様に満足していただけるようなメニュー開発、空間づくり、テーブルや椅子など什器にもこだわりました。それでも全然お客様が来なかったらどうしよう、という不安に押し潰されそうでしたが、無事にオープンすることができました。
 大変なこともありますが、お店を開いてよかったと思っています。お客様とコミュニケーションをとれるのが楽しいですし、お客様から「おいしい」の言葉をいただくことが何よりもうれしいです。最近では、県外から口コミを見て来てくれる人もいます。生まれ育った玉野市で自分の好きなことを仕事にでき、こんなに素敵なことはないと日々感じています。

今後への思い

  今年の秋頃に新店舗のオープンを予定していて、今はその準備をしています。2店舗の運営は、これまで以上に大変になると思いますが、より多くの人へ自分の料理や思いを届けたいと同時に、自分自身がどこまでできるかチャレンジしてみたいという思いもあります。
 もちろん今の店舗も、築200年近くの建物なので、お店を大切に守りながらこれからも長く続けていきたいです。

うのベース 東本隼之さん

​​ 仕事や勉強、オンライン会議がはかどるコワーキングスペースです。1日、1か月単位でも利用でき、自習場所や事務所として使えます。

うのベース写真

始めたきっかけ

 もともと奈良出身ですが、就職を機会に玉野市に住むようになりました。その後、ライターとして独立しました。独立当初、在宅ワークで一人で仕事をすることに対し、寂しさを感じていました。この経験から、人と会うことで刺激をもらうことができるように、出会いの場やチャレンジできる環境を生活の拠点でもある玉野市に作りたいと思いました。

起業の不安と喜びうのベース風景

  市内にはコワーキングスペースというものがなく、何から始めれば良いか苦戦しました。また、コワーキングスペースがみなさんに浸透していなかったこともあり説明から入る必要がありました。
 東京や大阪などにある様々なコワーキングスペースを下見に行き、そこで感じたことや人から聞いたことを取り入れ、リラックスできて、どこにいても誰がいるか分かるような空間作りを意識しました。
  起業後、市内には想像より多くのフリーランスや起業家がいて驚きました。それらの人にとって、うのベースが情報交換や交流の場所になったという話を聞くことができ、起業して良かったと思いました。
 玉野には創業しやすい風土があり、あたたかく応援してくれる人がたくさんいると思います。

今後への思い

  今後は、この場所で出会った人たちと一緒に仕事ができたら良いなと思っています。例えば、起業をしたい人たちの手助けができるような環境を整えたり、在宅ワークをしたい人に向けたセミナーを行いたいです。
 これまで訪れる機会がなかった人にも来てもらうため、イベントやセミナーを定期的に開催し、より多くの人にコワーキングスペースを広めていきたいです。

はちみつまみれ 森川崇之さん、美津江さん

 夫婦で育てる、農薬を一切使わず育てた果樹や野菜、花を蜜源とした濃厚な蜂蜜は、1年待ちの場合もあるほど人気です。

はちみつまみれ写真

始めたきっかけ

 もともと自然や生き物が好きで農薬を使わない野菜作りに興味がありましたが、養蜂を長年されていた人が後継者を探していると、友人から聞き、実際に訪ねて話しを聞くと、ミツバチのの生態や役割の大切さなどの奥深さにどんどん惹かれ、挑戦してみようと思いました。市外でも土地を探していましたが、10数年放棄されていたみかん山を見たとき、巣箱を置くのに適していると思い、玉野市で起業することを決めました。

起業の不安と喜びはちみつまみれはちみつ

 地域の人に受け入れてもらえるか、本当に仕事としてやっていけるのか不安がありましたが、農薬に頼らない野菜や果物から、蜂にも人にも優しい蜂蜜を作りたいという思いがどんどん強くなりました。実際にミツバチと暮らすようになって、季節の変化や自然のサインにこれまで以上に敏感になりました。
 毎年が試行錯誤の連続ですが、農薬に頼らない農業により「ミツバチが安心して暮らせる環境」を整えることは、人にも優しい暮らしにつながると実感しています。また、蜂蜜をおいしいと言ってくれる人がいることは非常にうれしく、近所の人にも親切にしていただき、玉野市でこの暮らしを始めて本当に良かったと思っています。

今後への思い

 蜂蜜をより多くの人に届けたいのはもちろんですが、今後は、蜂蜜を使ったお菓子やお惣菜の販売もしたいと考えています。また、子どもたちにミツバチや蜂蜜の魅力を知ってもらうため、自分たちで一から企画している「子どもみつばち教室」、「はちみつ祭り」などのイベントも、地域とつながりながら積極的に続けていきたいです。
 ミツバチも人も安心して暮らせる環境作りを、玉野市から全国へ広げていきたいと思っています。

掲載場所

広報たまの令和7年9月号

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