本市は、“晴れの国おかやま”の中でも日照時間が長く、「晴れのまちたまの」と言われています。空が晴れているので、夜空に輝く星も美しく見えます。
玉野で星のように光り輝き、活躍する人「たまのスター」のインタビュー記事を連載しています。
第29回は、市内の観光を支える「たまの観光ボランティアガイドの会(つつじの会)」の皆さんです。
(取材日 8月2日)

三宅 颯己さん、小橋 芳子さん、吉富 一生さん
土・日・祝日の9時半から16時ごろまで宇野駅構内や周辺で、観光客を出迎え、まち案内など市内観光のお手伝いをする活動をしています。具体的には、切符の買い方や電車の乗り方で困っている外国人観光客などに声をかけたり、折り紙で作った駒やくす玉を配布したりするなど、おもてなし活動を行っています。
そのほか、希望があれば、バスや徒歩でのガイド活動も行います。宇野や築港方面が主な活動場所ですが、玉比め神社(玉)や与太郎さま(八浜)などでガイドをしたこともあります。英語が得意な会員もいれば、歴史に明るい会員もいて、みんなそれぞれの得意分野を活かして活動しています。
会員は現在25人で、中学生から80代までが所属しています。「英語を話せるようになりたい」「人の手助けがしたい」など、きっかけは様々ですが、みんな「玉野市を盛り上げたい」という思いで活動しています。
小橋さん 25年前の、会の発足当初*から所属しています。当時の観光協会から声をかけてもらい、参加することにしました。長年ガイドをしているからか、いつの間にか、活動以外の時間でも、様々な場所で観光客に声をかけて交流するのが習慣になりました。
三宅さん 4年前の大学時代に卒業論文で地域振興について研究をしたことをきっかけに、つつじの会の一員として活動するようになりました。会の雰囲気がとても温かく居心地がよいので、今では家とも職場とも違う、サードプレイスのような、大切な居場所となっています。
吉富さん 60歳で定年退職し地元に戻り、1年間自宅で過ごした後、何かしたいと思っていたときに、知人に勧誘されたことがきっかけで入会しました。今では副会長を務めています。
*「つつじの会」としての正式な発足年は平成19年
三宅さん 宇野駅で案内をしているときなど、活動に対してお礼を言われるのがうれしいです。「分かりやすかった」「次回もあなたにお願いしたい」と言われると、学生時代に教育免許取得の課程で学んだ、教える技術が活かされていると感じます。また、外国人に対しては、ジェスチャーを使いながらガイドしますが、片言な英語の案内でも、「ありがとう」とお礼を言われるとうれしく、やりがいを感じます。
小橋さん 加入したての会員は、吉富さんなど昔からの会員にガイドの方法を教わります。最近、高校生の会員が、ガイドでの活動や吉富さんとの関わりを通じて、「福祉の仕事をして人の役に立ちたい」と大学進学を決めたと報告してくれました。ガイドでの活動が、そのような形で良い影響をもたらしたことをとても喜ばしく思っています。
会員の高齢化が進み、歩けなくなった、目や耳が悪くなったなどの理由で脱退する人が増えています。今いる会員は今後も楽しく活動を続けてほしいですし、50代までの若手の会員をもっと増やしたいです。英語や歴史だけでなく、折り紙やお花など、会の一員として、できることを見つけて何でもしてほしいです。
また、最近では、市主催の「たまのの講座」の一環で、「玉野のお宝さがし!」という、歴史や自然の「お宝」をバスや船などで学ぶイベントを企画・運営しています。毎年好評の講座で、今年も開催を準備しています。お楽しみに!
活動日にお邪魔し、駅構内での案内活動に同行させてもらいました。駅で困っている観光客への案内はもちろん、お土産にと無料配布している折り紙から生まれる交流がとても印象的でした。外国人の子どもが折り紙で作った駒で遊んだり、また、お礼の言葉をスマートフォンの翻訳画面で伝えてくれたりと、直接言葉を交わさなくても、温かいつながりが生まれていて、取材をした私も一緒にうれしい気持ちになりました。宇野駅を訪れる人にとっても、旅の良い思い出として、記憶に残るのではないかと思います。
取材を終えて、つつじの会の皆さんの雰囲気が、和気あいあいとしてとても楽しそうだったのが印象に残っています。数時間でしたが、私も和やかな雰囲気の中でお話を聞かせてもらい、元気をもらいました。これからも皆さんが楽しく、末永く活動されることを願っています!

広報たまの令和8年9月号