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玉野で活躍する人「たまのスター」Vol.12 こえび隊 後藤順子さん 小溝朱里さん

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0046761 更新日:2025年3月25日更新

 本市は、“晴れの国おかやま”の中でも日照時間が長く、「晴れのまちたまの」と言われています。空が晴れているので、夜空に輝く星も美しく見えます。
 玉野で星のように光り輝き、活躍する人「たまのスター」のインタビュー記事を連載しています。
 第12回は、瀬戸内国際芸術祭のボランティアサポーター「こえび隊」として活動する、後藤順子さんと小溝朱里さんです。

(取材日 2月28日)

瀬戸内国際芸術祭を支えています!

後藤さんと小溝さん
後藤順子さん(左)、小溝朱里さん(右)

こえび隊へ参加したきっかけは。

後藤さんと小溝さん2

後藤さん 私は、平成23(2013)年から、こえび隊の活動に参加しています。デザインの仕事をしていて、現代アートも好きです。元々興味があったので、こえび隊のメールマガジンに登録し、現代アートを地元玉野の宇野港周辺で鑑賞できることに感銘を受けて、何か手伝えることはないかと思い、参加しました。

小溝さん 私は前回の令和4(2022)年から参加しました。元々アートが好きで、私もこえび隊のメールマガジンを登録したことによって活動を知り、興味を持ちました。最初は、作品の制作の手伝いは何をするのだろうと思いました。

活動内容は。

こえび隊作業

2人 瀬戸内国際芸術祭を支えるボランティアで、色々なお手伝いがあります。作家さんが作品を制作するまでの準備や制作中の手伝い、作品の管理もします。また、過去に制作された作品のメンテナンスなどもしています。作家さんと一緒に作品を作るのは楽しく、関わることで作品に愛着が湧いてきます。地域の人や地元の高校生と交流し、瀬戸内国際芸術祭のPR活動もします。芸術祭の会期中だけではなく、それ以外も「ART SETOUCHI」と題して、年間通して活動しています。宇野港周辺だけではなく、豊島や小豆島などの島々でも活動していて、他の島に興味を持つきっかけにもなります。

 会期中は、国内外の観光客や地元の人と交流したり、おもてなししたりすることで、たくさんの人とつながり、色々な話しを聞くことができます。現代アートが好きで県外から訪れる観光客の中には個性的な人もいて、好きな作家や作品についてたくさん語ってくれる人もいます。様々な人とつながることが、こえび隊の活動の一番の楽しみで、醍醐味だと思います。また、作品をじっくり見ることができ、時間帯や日によって見え方が変わるような作品もあり、興味深かったです。

瀬戸内国際芸術祭2025の見どころは。 

こえび隊作業2

2人 今回の開催は前回から会場エリアが広くなります。これまで宇野港周辺の徒歩圏内だった会場が広がり、田井地区のみやま公園などにも作品が設置され、シャトルバスで周遊できるようになります。開催期間も春から秋まで長いので、いろいろな場所を回ってもらえると思います。会場エリアが広がることによって、住んでいる人にとってより身近に芸術祭を感じるきっかけなるのではと思います。ゲストハウスの数も増えていて、ゲストハウスがあるエリアも広がって、より日常に溶け込んでいくのではないでしょうか。

 芸術祭の初めからのテーマは「あるものを生かして、新しい価値を作る」です。多くの市民にアートを介して新たな発見や、自分たちが住んでいるところが良いところだということを再認識してもらいたいです。

今後の活動は。

2人 まずは4月の開催までに新規の作品制作を手伝います。芸術祭が始まると宇野港周辺会場の受付や案内をします。宇野周辺会場は10時から19時まで2交代で午前、午後に分かれての活動や、パートタイムでの活動もできるので、自分の時間に合わせて活動できます。時間を有効に使え、自分の時間もでき、関わりやすいのが良いと思います。市内に作品があることで、遠くの美術館に行かなくても、芸術性の高い人や感性豊かな人など色々な人が玉野に来て、交流できる貴重な機会です。その人たちと交流をすることで、改めて玉野の良さを知ることができますし、玉野の良さを伝えることができます。こえび隊の活動を通して、自分の心に秘めていた地元の良さを伝えることができます。こえび隊は地域に根付いて、地域と芸術祭を繋げる存在です。こえび隊が活動する場面や認知度、関心も増えていますし、登録する人も増えてきたので、参加する人がもっと増えて欲しいと思います。県外や海外からも、こえび隊に参加する人もいて、1日目はこえび隊で活動してスタッフと交流して、2日目は観光客として楽しむ人もいます。玉野の人にも、気軽に参加してもらえたらと思います。

 「現代アートはよく分からない」という声をよく聞きます。現代アートの見方に正解はなく、自分がどう感じるかが大切です。また、人によって感じ方は様々で、自分の感じ方も、他の人の感じ方も正解なのが現代アートの良いところだと思います。「よく分からなかった」という感想も自分の感じた思いとして良いと思います。

 現代アートは体感することが大切で、作品を作家さんや参加者と一緒に作ったり、作品に触れたりして五感で感じてもらえたらと思います。その体験ができる、こえび隊に皆さんに参加してもらいたいです。ぜひ私たちと一緒に活動しましょう!

こえび隊への参加はこちら<外部リンク>

情報発信室より

 私は、これまで現代アートって難しそうだな、よく分からないなと思っていましたが、今回のインタビューで分からなくてもいいんだということが​分かりました。が、それって分かっていないことに変わりはないのかなと自問自答しています。今回の瀬戸内国際芸術祭を期に、よく分からないから少しでも理解が進めたらと思います。

掲載場所

広報たまの令和7年4月号

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