あなたにスポットライト～玉野で活躍する人　Vol.13～

　玉野でスポーツや文化などの分野で活躍する人のインタビュー記事を連載しています。
　第13回は、箏曲の分野で活躍する和田在住の平野 恵美子（箏名:三上 澄美）さんにインタビューしました。
　箏曲三上美峰会を発足させ、自身も箏曲家として活躍する平野さんのインタビューを読み、6月11日（日）にミネルバで開催される｢古典芸能鑑賞箏コンサート｣にもご来場ください。

玉野で活躍する人　Vol.13　箏曲の分野で活躍！

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　平野 恵美子（箏名:三上 澄美）さん 

箏曲を始めたきっかけは。

　親戚が箏曲三上社の宗家であったことから、幼少期より箏曲に触れる機会があり、6歳の頃から、三上社を創設した三上澄恵に師事し、箏曲三上社に入門しました。
　子どもの頃は演奏時に着物を着られることが嬉しくて続けていましたが、20歳の頃には音楽の奥深さや楽しさを伝えたいと思い、箏曲三上社の助教検定試験を受検し教授活動を始めました。

印象に残る出来事は。

　昭和47年に美峰会を発足させ、平成7年と平成9年の2度、美峰会演奏会が岡山県芸術祭賞を受賞し、国民文化祭富山と国民文化祭岐阜に岡山県代表として出演しました。
　また、イタリアやハワイなど国外のコンサートに出演させていただいたことも印象に残っています。

箏曲の魅力は。

　箏曲は、主に琴や三味線、尺八の楽器を使用して演奏しますが、各楽器の音色や重なり合う響きの美しさが魅力です。
　また、多数の奏法があり、弾き方によって幅広く豊かな表現が可能であることや、合奏ではお互いに音で助け合いながら演奏することにより、心の成長につながることも魅力です。

美峰会の活動について。

　現在、美峰会では、高校生から後期高齢者まで幅広い年代の会員が活動しています。普段は、年に6回開催される定期コンサートに向けて、和田の教室で個人練習をしたり、ミネルバなどの広い場所に集まって練習したりしています。
　直近では、6月にミネルバで開催する｢古典芸能鑑賞 箏コンサート｣や、美峰会で企画／運営を行い11月に岡山市で開催する｢美峰会箏コンサート｣に向けて練習したり、企画を考えたりしています。

箏コンサートについて。

　6月11日（日）にミネルバで開催する｢古典芸能鑑賞 箏コンサート｣は、ミネルバ設立当初からほぼ毎年開催しています。
　今回は、光南高校や灘崎中学校の箏曲部も参加し、古典や現代曲など、各学校が若々しく幅広い楽曲を演奏します。
　入場無料で開催しますので、ぜひご来場ください。

掲載場所

広報たまの令和５年6月号