玉野で活躍する18人にインタビュー（KEIRIN HOTEL 10スタッフ）

印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示ページID：0037770 更新日：2023年12月21日更新

自分に合っている場所で働くことが大切だと実感しています

KEIRIN HOTEL 10　田邉晴歌さん

たなべ　はるかさん

取材日：令和５年12月1日

プロフィール

田邉晴歌さん

2001年（平成13年）岡山市出身。高校まで岡山の学校に通い、観光業を目指す大阪の専門学校に進学。卒業後、2022年（令和4年）3月にKEIRIN HOTEL 10（ケイリンホテルテン）のオープンと同時に就職。レセプション業務などを担当している。

どんな仕事をしていますか？

　競輪場のバンクを間近に眺められる、日本初のスタジアム一体型ホテル「KEIRIN HOTEL 10」でレセプション（受付）や広報、SNSなどを担当しています。

なぜ今の職業を選びましたか？

　就職活動をしている時に、企業コンセプトの「目的地となる宿をつくる」に共感し、岡山出身ということもあり、このホテルを選びました。私自身も旅行をする際には行きたいホテルから旅先を決めることが多いです。
　多くの皆さんにKEIRIN HOTEL 10を目的地として玉野に来ていただき、この土地の魅力を発信していけたらと思います。

今の職業で働いてみて気づいたことはありますか？

　ホテルで働くにあたり、初めて玉野に住み始めましたが、景色も人も穏やかですごく魅力的な場所だと感じています。ホテル併設のレストラン「FORQ（フォーク）」でも地元の人がよく利用してくださるため、お話をする機会があるのですが、その際にも実感することが多いです。
　就職するまでは、競輪を見たことがなく、競技ルールも知りませんでしたが、ホテルのオープン時に初めて見て、迫力があり、なじみがなくても楽しめるスポーツだと思いました。その後、働いているとお客様からルールを聞かれたりするので、研修でルールを学んだり、車券を実際に購入するなど体験もしてみました。
　レースがある日は、ホテルの外に出ると、競輪を観戦する人の歓声が聞こえてきます。レースがない日もほぼ毎日、レストランなどから選手の練習風景を見ることができますよ。　

自分の強みをどのように活かしていますか？

　SNS運用担当として、インスタグラムやエックスでホテルの投稿を行っています。
　SNSは以前からプライベートで活用していたので、SNSを運用していく上で意識する点などをホテルアカウントの運用に活かせていると思います。
　利用者アンケートで「このホテルを知ったきっかけ」を聞く項目があるのですが、自分が投稿したSNS記事を見て来たというお客様の声をいただくと、嬉しいです。

働くときに大切にしていることは何ですか？

　「お客様に寄り添った対応」を常に心がけています。お客様からの要望をできる限り実現できるよう、お客様の意図を汲み取り、満足していただけるサービスができるよう意識しています。
　また、「成長できる環境」を大切にしています。今の職場ではレセプション業務だけでなく広報や SNSなど、様々な業務にチャレンジさせていただいているため、学べるチャンスが多く、自分自身の成長に繋がっていると実感しています。

裏話を教えてください

　このホテルの名前にもなっている「KEIRIN HOTEL 10」の10の裏話です。
　競輪は最大9人で行う競技ですが、ホテルに宿泊されるお客様には10番目の選手になった気持ちで、エンターテイメント感あふれる空間を楽しんでいただきたいという思いが込められています。
　また、選手がレース中に着用するウェアやヘルメットの色は9色あるのですが、ホテルの各フロアもそれにちなんでいます。フロアによって客室の内装の色が異なるため、何度利用していただいても楽しめるデザインになっています。
　最近は、宿泊者限定の朝食の鯛めしがおいしいと人気です。

プライベートと仕事の切り替えはどうしていますか？

　休日は友達とご飯を食べに行ったり、カフェで話をしたり、山や海などの自然を満喫してリフレッシュしています。

玉野のお気に入りは何ですか？

　ホテルの近くの日之出海岸で日の出を見ながら出勤することです。海が近い職場は珍しく、穏やかな瀬戸内海の景色が広がっていて、お客様にもおすすめする一押しスポットです。
　また、帰宅するときには夜空に月が映えていて、満月の時は特に見入ってしまいます。

メッセージ

　仕事をする時間は、人生で大部分を占めるので、自分に合った職場で働くことで毎日が楽しく、充実した社会人生活を送ることができると感じます。
　皆さんも、楽しい社会人生活になるよう、自分の性格や得意なこと、好きなことを考える機会を持ってみてくださいね。

競輪とは

　競輪は、バンク（競走路）の上を自転車で走り、誰が一番最初にゴールするかを競う競技です。単純にスピードを競うだけでなく、相手との駆け引きの要素が強いところが競輪の奥深さであり、面白さ。勝つために様々な作戦を立てます。選手の思惑が複雑に絡み合い、ドラマチックなレース展開になることもしばしば。
　また、競輪は、売上金の一部で、ものづくり・スポーツ・社会福祉の増進など、社会に役立つ様々な活動を支援しています。そして、シドニーオリンピック（2000年）ではケイリンが正式種目として採用され、北京オリンピック（2008年）では、永井清史選手が銅メダルを獲得しました。ケイリンは、日本発祥の日本を代表するプロスポーツです。
KEIRIN GUIDE＜外部リンク＞より一部抜粋