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玉野で活躍する人「たまのスター」Vol.2 男女共同参画関連団体の委員

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0041408 更新日:2024年5月24日更新

 本市は、“晴れの国おかやま”の中でも日照時間が長く、「晴れのまちたまの」と言われています。空が晴れているので、夜空に輝く星も美しく見えます。
 今回から玉野で星のように光り輝き、活躍する人「たまのスター」のインタビュー記事を連載しています。
 第2回は、男女共同参画社会の実現のために活動している横山純子さんと藤原多惠子さんを紹介します。

(取材日5月9日)

一人ひとりが尊重される社会の手助けを

よこやまじゅんこさん ふじわらたえこさん
(左)男女共同参画推進審議会 会長 横山純子さん
(右)女性団体連絡協議会 会長 藤原 多恵子さん

活動内容は。インタビューに答える横山さん

横山さん 岡山弁護士会に所属し、弁護士をしています。令和2年6月からは市の男女共同参画推進審議会の会長として計画の策定や意見のとりまとめ、令和4年4月からは月に1回市内で行っている「法律相談」で夫婦や家族の問題などの相談を受けています。
 当初、会長などの話が来たときには、悩みましたが、推薦してくれている前任者の期待に応え、少しでも市民の皆さんの力になれるなら、飛び込んでみようと引き受けました。

藤原さん 相談支援センターの立ち上げから関わり、平成14年から7年間相談員として活動していました。また、玉野を拠点に、地域社会と世界中で「女性と女児の生活向上」を目指し奉仕活動をする「国際ソロプチミスト玉野」の活動や男女参画推進審議会の委員、令和6年4月からは年に1回「たまの参画フェア」などを開催している女性団体連絡協議会の会長を務めています。

活動するときに心がけていることは。インタビューに答える藤原さん

横山さん 「法律相談」は、市外に出なくても市内でできる無料の法律相談で、子育てや仕事などで忙しい人にとって便利だと思います。相談を受けるときは、来て良かったと思ってもらえるように、しっかり話を聞きながらも、相談内容を法律に関することと、感情に関することに整理して、相談者が悩みごとをクリアにして帰っていただくように心がけてい
ます。女性同士だからこそ話しやすいこともあると思います。また、裁判を視野に入れて選択肢を示すようにもしています。

藤原さん 相談員時代には、相談内容を精査しながら話を聞き、相談後に弁護士や警察、学校など関係機関につなぐなど、連携して対応していました。そのため、関係機関とネットワーク会議などで関係を築いてきました。
 相談者は、DVや夫のこと、近所のことなど、「良くなりたい」と思って相談に来られるので、時間制限を設けず、しっかり聞く姿勢を人相談者が帰るときには健やかな良い表情で帰っていたのが印象的です。守秘義務を徹底し、受け入れ体制を整えて対応することを心がけていました。女性団体連絡協議会に入った際は、女性がこの組織のトップでボランティアで活動していることに感動したので自分も人のために頑張っています。

今後の思い。

横山さん 玉野市でも「同性パートナーシップ宣誓制度」導入に向けて本格的な議論が始まります。これから色々な意見を聞いて内容を審議し、玉野らしい制度の導入に向けて、様々な立場の委員の意見を反映して充実した審議となるよう努力したいと思います。また、性差に関わらず個人が尊重される世の中になってほしいです。そのための意識の醸成や施
策づくりの手助けができればと思います。

藤原さん 悩んでいる人は、解決のために1歩踏み出してみてはいかがでしょうか。なかなか1歩が踏み出せないと思いますが、1歩踏み出すと道が開けるかもしれません。
 高齢化や女性の社会進出で女性団体が減ってきていますが、「人のために」一緒に活動する人が増えるとうれしいです。若い人や子どもが増えて、働く場所もある、活気がある玉野の未来を願っています。 

情報発信室より

 お二人とも、相談業務に長年従事されており、「聞く姿勢」は共通するのだと気づきました。相手の話に口をはさまず、相手が話しながら整理する手助けをされていて、守秘義務が徹底されているからこそ、相談しにくいことも安心して話せるのだと思います。相談のリピーターも多いとのことでした。
 今、悩みがある人は、1歩踏み出して専門家の話を聞くことで、悩んでいる状態から脱することができるかもしれません。ぜひ、活用してほしいと思いました。
これからも市民の皆さんのために尽力されるお二人の活躍を応援しています。

掲載場所

広報たまの令和6年6月号

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